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深呼吸の必要
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原っぱには、何もなかったのだ。
けれども、誰のものでもなかった何もない原っぱには、ほかのどこにもないものがあった。
きみの自由が。(原っぱ:p97)
夕方まで原っぱで遊び、走り回った幼い日。
何度となく繰り返していた呼吸は、大きくなるにつれて浅く苦しいものになった。
あの頃はいまより遥かに自由だったのだ。大人になった僕らには、深呼吸をする時間が必要かもしれない。
晶文社紹介文より
ときには、木々の光りを浴びて、
言葉を深呼吸することが必要だ。
――日々になにげないもの、さりげないもの、言葉でしか書けないものをとおして、おもいがけない言葉にとらえた〈絵のない絵本〉。
風の匂いがする。言葉の贈りものとしての、散文詩集。
没後10年にあたり、詩人・長田弘の代表作を復刊する。
加速する世界や社会のなかで、僕らはくたくたになった。
床にへたり込んで、傍らにある詩に寄りかかる。
急がずに、日常を愛すること。
長田弘はいつも僕に呼びかける。
――後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)推薦
【目次】
あのときかもしれない
おおきな木(おおきな木;花の店;路地;公園;山の道;驟雨;散歩;友人;三毛猫;海辺 ほか)
【状態】
帯なし・良好
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