愛は時間がかかる
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私はこれまで、誰かの袖を常に持っていないと落ち着かない、小さな子どもだったのかもしれない。(未来の鋳型:p153)
きっと誰の心の中にも”小さな子ども”はまだいて、自分とのおしゃべりをつづけているのではないだろうか。日々の中で、ともすれば無視されがちなその小さな声に、耳を傾けることは自分への愛なのだと気付いた。
筑摩書房紹介文
「誰かのつらさに、大きいも小さいもない」3カ月にわたる、トラウマ治療の記録を書く。『かなわない』の著者による、4年ぶりの新刊!
治療を始めてすぐ、これは記録しておかなければ、と思いました。まるで人生の総ざらいのような時間。自分がどんな人生を歩んできて、傷つき、こうなったのか。
状況は違えど、きっと似たような境遇の人がいるかもしれません。その人のためにも、こんな方法があるのだということを知らせなければ。
そのために書かなければ。
書くということは、自分のためであり、それ以上に誰かのため、いま読んでくれているあなたのためなのだと、今回強く実感したのです。
(本文より)
【目次】
はじめましておひさしぶりです
こんな自分と生きる
助走―トラウマ治療0
遺言のようなもの
私は守られていた―トラウマ治療1
三人のハイムシナジー
お椀を買いに行く―トラウマ治療2
砂金 葉山の砂―トラウマ治療3
私は愛されていた―トラウマ治療4
五年
同じ名前―トラウマ治療5
拝啓 中野先生
未来の鋳型―トラウマ治療6
あかるいあきらめ
【状態】
著者署名入り(巻末)/初版/帯あり
カバーよれあり
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